祖母とのお別れ。告別式での出来事

父化tの祖母が他界したのは、今から10年ほど前でした。出来る直葬なら心ゆくまで大阪でと長く入院していたので家族の中で それなりの覚悟はありました。
それでも大好きな祖母の死は本当に悲しくて涙が止まりませんでした。まだまだ散骨は少ない大阪で人気と云えば両親や叔父夫婦が中心となり葬儀の打ち合わせ。亡くなった瞬間から始まる目まぐるしい時間。滞りなく済んだお通夜。葬儀場に泊まり込み お線香を絶やさぬように棺の前では 大阪でも今では盛んに行われる家族葬をしようと大人たちがお酒を飲みながら色々と話しているなか 時折祖母の顔を見に行っていました。息を引き取るまで握っていた手、今は触れると氷のように冷たい体。初めて触れる大切な人の死でした。
翌日の告別式、厳かに最後のお別れまで式は進んでいました。紹介出来る大阪の家族葬専門施設ならいよいよ火葬場へとなったとき 会場に大きな音が響きました。一瞬何が起きたか理解ができませんでした。葬儀関係者が棺を落としたのです。祖母の体が棺から出ていました。大阪で叶えるための、家族葬に掛かるお金は今でも忘れられません。やっと涙も止まり落ち着いてお別れをとなった矢先の出来事で 泣き叫んでいる私や従妹達、今にも殴り掛からんばかりの弟がいました。阿鼻叫喚とはこの事なのかと会場内がパニックに陥りそうになった時 故人を偲ぶ家族葬なら大阪でも親戚の方の「落ち着きなさい」という活で事態は冷静さを取り戻しました。
あまりにもこの出来事のショックが大きく その後どのように祖母の棺が戻され会場を後にしたのか 記憶は曖昧です。ただその時に落とした張本人が足に落としたと 痛みを同僚に訴えていたと後から聞きましたが そんなこと知ったことかという思いでした。
後にも先にもこんな出来事は見たことがありません。
今でも悲しく残る思い出です。