104歳の祖母の明るいお葬式

祖母は104歳でこの世を去りました。
亡くなる直前まで、とても元気でした。
私たちの住む海に散骨するなら大阪では、「長寿銭」の習慣があります。
100歳を超えて亡くなった場合、喪主から参列者に会葬礼状と共に、祝い袋に入った500円を渡すのです。
少ない費用で直葬を大阪でしたいなら長寿を全うした故人にあやかる縁起物で、長寿を全うしたことに感謝し、受け取った方もまた長寿になる、と言われています。
祖母のお葬式の時も、勿論、用意しました。
そして、お葬式は、大変賑やかなものとなりました。
なぜなら、少ない費用で家族葬が大阪で私たち孫にあたる者たちは皆結婚し、伴侶を連れてきましたし、私たちの子供であり、祖母から見るとひ孫に当たる者は9人。
皆、小学生以下ですから、親戚中が集まったということに大はしゃぎ。
それを見て、皆、口々に
「おばあちゃんが賑やかでいいって喜んでいるね。」
「長生きだったからこそのこの光景だね。」
「命がつながれていったことの証だね。」
と、ほのぼのとして言っていました。
みんなで家族葬を大阪で選ぶときは祖母のお棺にお花を入れるときなど、子供たちがかわいい手で次々に入れるものですから、祖母が本当に喜んでいる気がして涙が出ました。
大阪の費用相場の検証は法要の後の「精進落とし」も、やはり、賑やかでした。
長生きした人のお葬式がこんなに明るいものになるとは思いませんでした。
心安らかに松原で家族葬をひ孫たちにワイワイ見送られて、祖母は天国へ旅立ちました。良いお葬式でした。