骨上げに参加したくない場合の対処法
骨上げは故人との最後のお別れの儀式として重要視されていますが、中には「怖い」「気持ち悪い」「精神的に耐えられない」といった理由から、どうしても参加したくない、あるいは骨を見たくないという人も少なからず存在し、それは決して責められるべきことではありません。特に、事故や病気で遺体の損傷が激しかった場合や、子供がトラウマになることを心配する場合、あるいは妊娠中の方など、参加を辞退する正当な理由はいくつもあります。そのような場合は、無理をして参加する必要はなく、火葬場の控室(待合室)に残って待機していてもマナー違反にはなりませんし、事前に喪主や葬儀社のスタッフに「体調が優れないので」「心が落ち着かないので」と伝えておけば、周囲も配慮してくれるはずです。もし、控室で待っているのが気まずい場合は、ロビーや外のベンチで風に当たっていても構いませんし、骨上げの時間になったらトイレに行くふりをして席を外すという方法もあります。ただし、喪主や直系親族である場合は、骨上げの中心人物となるため、完全に欠席するのは難しいかもしれませんが、その場合でも「一番最後(喉仏)だけ拾う」とか、「箸渡しには参加せず、後ろで見守るだけにする」といった妥協案を提示することで、精神的な負担を減らすことができます。また、小さな子供に関しては、無理に見せると死への恐怖心が植え付けられてしまうこともあるため、「お骨上げは大人の儀式だから」と言って控室で遊ばせておくなどの配慮も親の務めです。骨上げに参加しないからといって、故人への愛情がないわけではありませんので、自分のできる範囲で、心の中で手を合わせ、静かに見送ることができれば、それが一番の供養となるのです。